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2吉野山飛鳥〜奈良時代に活躍したといわれる修験道の開祖。「日本霊異記」には、孔雀明王の呪法を修行して不思議な力を得、鬼神を自由自在に使役したとあり、金峯山寺で行われるユニークな節分会の起源にもなっています。また、伊豆に居る間、夜は富士山で修行した等々、仙人のような様々な説話が記されています。役行者ってどんな人?金峯山寺きんぷせんじ世界遺産東大寺と金峯山寺。二つの寺を結ぶ伝説大仏造立と金峯山の金昔、吉野山の周辺は「金の御嶽」と呼ばれていました。東大寺の大仏造立時、聖武天皇は、この吉野山の金を得られるよう蔵王権現に祈らせましたが、「これは56億7千万年後に弥勒菩薩が現れる時のためのものだから」と権現に断られてしまいます。後に、東大寺から金峯山寺に銅が贈られたようで、金峯山寺の発心門―「銅の鳥居」は、大仏造立の時に余った銅でつくられたと伝えられています。東大寺修二会の神名帳のトップは金峯大菩薩東大寺の修ニ会(お水取り)では、3月1日から2週間にわたる本行中の毎日、1万3千7百余座という全国の神様の名前を書いた神名帳を読み上げ、神々を招請します。この「神名帳」のトップにあり、最初に読み上げられるのが「金峯大菩薩」、つまり金峯山寺の蔵王権現です。遠く離れたこの二つのお寺は、不思議なご縁でつながっているのです。東大寺金峯山寺□吉野郡吉野町吉野山2500□8:30〜16:30(受付は16:00まで)□無休□境内見学自由(蔵王堂有料)□なし□近鉄吉野駅からロープウェイ吉野山駅下車、徒歩約20分金峯山寺所時休¥P交【奈良うまし冬めぐりスケジュール】※有料・事前予約制●開催日2/14(土)・21(土)・28(土)※1日1回実施●開始時間10:30〜●所要時間240分東大寺盧舎那仏像「福は内、鬼も内」。ユニークな節分会毎年盛大に行われる金峯山寺の節分会・鬼火の祭典。「福は内、鬼も内」というユニークな掛け声の中、全国から追い出されてきた鬼を迎え入れ、経典の功徳や法力、あるいは信徒がまく豆によって鬼たちが改心し、仏道に入るというストーリー。修験道の聖地で神秘的な勤行体験修験道の真髄は、自ら、役行者の教えの道を修し、自らその験しを得ること、すなわち心の高まり(菩提心)を得ることにあります。吉野という聖地の自然と霊気に包まれて、静かな勤行と動的な修法の護摩を体験する非日常な一日は、心身を清々しさで満たしてくれることでしょう。俗世の垢を落とし、自らの身体をもって、その精神を高めていく修行の一端を知ることができる貴重な機会です。修験僧侶と金峯山寺内諸堂一日巡拝ミニ修行奈良うまし冬めぐり日本古来の自然信仰の聖地で、役行者が開いた修験道の道場奈良うまし冬めぐりへのご参加には、参画旅行会社へのお申し込みが必要です。いずれも定員制、また予約状況により中止にする場合がございます。護摩木deストラップ付き金峯山寺金剛蔵王権現像えんのぎょうじゃ古代より、吉野山から大峯山山上ケ岳にかけての一帯は、世に知られた聖域で、金峯山と呼ばれていました。金峯山で役行者が、修験道の本尊・金剛蔵王大権現を感得し、御姿を桜に刻んで、山上ケ岳(現:大峯山寺本堂)と山麓の吉野山(現:金峯山寺蔵王堂)に祭祀したのが金峯山寺の始まりと伝えられています。熊野に至る修行道、大峯奥駈道縦走の北の起点でもあり、本堂の蔵王堂は、重厚かつ優美な木造建築物で、国宝に指定されています。きんせんぷしるおおみねおくがけみちおおみねさんさんじょうがたけかねかねみたけ問問「奈良うまし冬めぐり」に関するお問い合わせ奈良観光ステーション□0742-81-8680じんみょうちょう知れば知るほどポイント