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記紀・万葉コラム Vol.02神武東征の伝承地、記紀万葉故地「忍阪」

石位寺の「伝・薬師三尊石仏」。慈愛に満ちた、美しく優美なその姿に心打たれる。
TEL:0744-42-9111(桜井市役所観光課)※拝観希望の場合は要予約

神武東征の伝承地、記紀万葉故地「忍阪」

八十建を征伐した地・忍阪

衣通姫の産湯の井戸があったとされる玉津島明神。現在は後の時代につくられた祠と井戸枠の石が残る。

神武東征とは、天照大御神の子孫である神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびこのみこと)が、九州の高千穂から安芸、吉備などを経て、橿原で初代神武天皇に即位するまでの物語。熊野から宇陀、忍阪を通って、大和へ入ったと伝えられ、ここ忍阪は、この時、待ち受けていた八十建を征伐した「忍坂大室屋」の伝承地としても知られています。

玉津島明神は稚日女尊(わかひるめのみこと)と、古事記が伝える日本最古の心中話の主人公・衣通姫(そとおりひめ)を祀っています。允恭(いんぎょう)天皇の嫡子・木梨軽皇子(きなしのかるのみこ)は同母妹の衣通姫と情を通じたことで失脚、伊予へ流され、兄を慕う姫はその後を追い、ともに命を絶ってしまいます。その美しさが衣を通して輝くほどだったという衣通姫の悲恋の物語です。

外鎌山(忍坂山)からの眺め。万葉集でその美しさが詠われている

かの川端康成が「ほのぼのとした暖かいものがある、美少女といった感じでもあろうか」と評した石位寺の「伝・薬師三尊石仏(白鳳時代)」。国内最古の石仏で、万葉歌人・額田王の念持仏だったともいわれています。ほかにも「舒明天皇陵」や「鏡王女墓」など見どころの多い忍阪。壮大な歴史譚(たん)が息づく記紀万葉ゆかりの地を、紅葉を楽しみつつ訪ねてみては。

自治会のホームページ「忍阪の風」では様々な情報が掲載されています。来る11月4日(日)には『「記紀万葉故地・忍阪の風」体感イベント』も開催。詳細はホームページまで。

自治会のホームページ「忍阪の風」
http://team-ossaka.jimdo.com/

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