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記紀・万葉コラム Vol.06高天原の神、邇邇芸命の天孫降臨

高天彦神社の前に広がる台地一帯は高天原の伝承地の一つとされる。眼下には奈良盆地をはじめ、美しい景色が広がる。

高天原の神、邇邇芸命の天孫降臨

神さびた古社が佇む高天原伝承地

古杉の茂る参道の奥には、ひっそりと佇む高天彦神社が。

神話の時代に彩られた『古事記』上つ巻では、神々は天上界・高天原に住まうと記されています。ある時、高天原を治める天照大御神(あまてらすおほみかみ)は、大国主神(おほくにぬしのかみ)から、地上界である葦原中国(あしはらのなかつくに)を譲り受けると、孫にあたる邇邇芸命を地上に降らせ、葦原中国を統治させることにしました。天照大御神から三種の神器「八咫鏡(やたのかがみ)」「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」を授かった邇邇芸命は、道案内を申し出た国つ神・猿田毘古神(さるだびこのかみ)らとともに、現在の南九州に位置する日向の高千穂の峰に天降(あも)ったといわれています。

高天彦神社のご神体である白雲峯。

高天原の場所については、全国に伝承地が存在しますが、海上説や、"人々の心の中にある"という説まであり、古来から様々な推測がなされています。金剛山の中腹に坐す高天彦(たかまひこ)神社の前に広がる台地一帯も、高天原の伝承地の一つです。高天彦神社は社殿背後にある「白雲峯」と呼ばれる美しい円錐形 の山をご神体とし、ご祭神は『古事記』『日本書紀』に天と地 が別れて間もなく誕生した一神と記されている高皇産霊神(たかみむすひのかみ)です。高天原から地上へ天降った邇邇芸命は、高皇産霊神の孫にあたるとされています。神話のふるさとならではの、神さびた雰囲気が漂う天孫降臨の地。天降る神を想いながら、この地を巡ってみてはいかがでしょうか。

高天彦神社

お問い合わせ 0745-66-0609(高鴨神社社務所)
住所 御所市高天
交通アクセス 近鉄御所駅からバス鳥井戸下車、徒歩約40分
(JR御所駅はバス停まで徒歩約5分)

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