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記紀・万葉コラム Vol.09褒め合って夫婦になった国生みの神

伊射奈岐神社(天理市柳本町)
伊射奈岐神社(天理市柳本町)

褒め合って夫婦になった国生みの神

伊邪那岐神社(葛城市南今市)

古事記の冒頭では、混沌とした天地のはじまりから神々が生まれ、そのなかからイザナギ、イザナミの男女神が万物の生みの親になられるお話が語られています。地上に降りた二神の結婚の儀式は、聖なる天の御柱を廻って、顔を合わせたときに褒め合うというもの。最初は、イザナミの神が「なんと素晴らしい殿方でしょう」と声をかけ、イザナギの神が「なんと美しい乙女だろう」と応えて結婚したのですが、このときはうまくいきませんでした。そこで、天上の神に相談したところ、女性が先に声をかけたのがよくないと言われ、やり直すことにしました。

伊弉諾神社(生駒市上町)

今度はイザナギの神から声をかけ、互いを褒め合って結ばれました。そして日本の島々と万物を司る八百万の神を次々とお生みになります。この二神を祀る神社は全国にあり、奈良県天理市にある伊射奈岐神社もその一つ。天神山古墳を境内とし、静寂の中に大鳥居、拝殿、春日造りの本殿を見ることができます。日本最古の道、山の辺の道の散策時に立ち寄ってはいかがでしょうか。また、玉置神社もイザナギ、イザナミの神をお祀りしています。他に奈良県内でイザナギの名を冠する神社は、北葛城郡上牧町、葛城市南今市、生駒市上町(長弓寺境内)にあります。

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