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記紀・万葉コラム Vol.16橿原の宮で天下を治めた天つ神の御子、神武天皇

春の神武祭
春の神武祭
橿原市の春を代表するお祭り。毎年、パレードやライブ、ライトアップなど工夫を凝らした催しが行われます。今年は4月11日〜17日開催予定。「神武天皇二千六百年大祭」も加わってパワーアップに期待が集まります。

橿原の宮で天下を治めた天つ神の御子、神武天皇

橿原神宮 ご祭神は、初代神武天皇とその皇后。神武天皇は、天照大神の孫で、天孫降臨を果たしたニニギノミコトより四代目に当たるといわれ、皇后は、三輪山の神、オオモノヌシノミコトの娘とされています。

古事記中巻は、初代天皇、神武天皇の東征の物語から始まります。神武天皇は、高千穂の宮(宮崎県)から天下を安らかに治める地を求めて東へ移動しました。土着の神々は、天つ神の御子(天照大神の子孫)である神武天皇に恭順を示す者もいれば、抗う者もいたので、敵対するものを平定し、やがて熊野に到着します。熊野では、天上の神から霊験あらたかな剣(奈良県天理市にある石上神宮に鎮座)と、3本の足を持った八咫烏(やたがらす)が道案内役として遣わされました。八咫烏は熊野から吉野へ、大和の国へと導き、宇陀では、「えうかし」と「おとうかし」の兄弟を恭順させるための使いにもなりました。この時抗った兄は滅ぼされ、恭順を示した弟は宇陀の水取(宮中の飲料水や氷室をつかさどる)の祖先になった、と語られています。ついに、神武天皇は畝傍山の麓、橿原の宮に入られて、天下を治められました。

平成28年は、百三十七歳で崩御されてから2600年という式年の年で、神武天皇を祀る橿原神宮では、御本殿桧皮屋根の葺替え工事をはじめ、御神宝の新調や修理などが行われています。本殿遷座祭他、様々な行事が予定されており、4月3日には「神武天皇二千六百年大祭」が執り行われます。神武天皇を偲ぶのにふさわしい記念の年に、足を運んでみてはいかがでしょうか。

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